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徹底解説!航空輸送のメリット・デメリットを理解しよう

航空輸送メリット,デメリット

航空輸送、海上輸送、どちらを利用すれば良いか迷っていませんか?

輸送方法を決めるには、納期・料金・安全性・貨物内容など、様々なことを考えないといけません。

簡単に言えば、航空輸送は「スピード重視」、海上輸送は「料金重視」です。

この記事では、航空輸送のメリット・デメリットを紹介しながら、具体的な輸送日数や料金についてもご紹介します。

最適な輸送プランを決める判断基準になりますので、是非、最後までお付き合いください!

航空輸送・海上輸送ざっくり比較

航空輸送と海上輸送をざっくり比較すると、以下の違いがあります。

・とにかく「速く」運びたいなら「航空輸送」
・とにかく「安く」運びたいなら「海上輸送」

航空輸送に適している物としては、

・少量で高付加価値のある貨物
例)精密機器、医薬品、宝石類など

・商品寿命が短く輸送スピードが求められる貨物
例)農産物、鮮魚、季節物(服,クリスマスやハロウィンなどのグッツ)など

これらの貨物が航空機で輸送されることが多いですね。

又、取引先が「とにかく速く送ってほしい!」という意向があれば、海上から航空輸送を選択するケースもあります。

特に、重要書類の輸送は航空便が使われることがほとんど。

ここからは、航空輸送を利用するメリットを1つ1つ詳しくご紹介しますね。

航空輸送のメリット

航空輸送メリット

航空輸送は、料金だけみると、海上輸送の3~5倍の費用がかかり避けたくなる傾向にあります。

しかし、国際輸送の手段として航空便が船便と肩を並べているのは、多くのメリットがあるから。

航空輸送を選ぶメリットを詳しく紹介していきましょう!

商機を逃さない!

素早く国際輸送できる航空輸送は、商機を逃しません。

例えば、日本(東京港)とアメリカ(ロングビーチ)間を輸送する場合、海上輸送だと「9日間」、航空輸送(成田〜ロサンゼルス間)だと「9時間」で到着します。

「9日間」と「9時間」は、非常に大きな差ですよね。

船便でのんびり輸送しているうちに、航空便ではたった9時間で到着し、翌日には市場に商品を送り出すことも可能です。

逆に言えば、船便で9日後に輸入したら、商戦が終わりかけになっていた、なんてこともあります。

こうなると、料金の高い航空便ですばやく輸送したほうが、トータルコストとしては圧倒的に安くなるかもしれません。

輸送スピードが遅かったことによって、多くの在庫を抱えてしまっては本末転倒ですよね(汗)

又、海上輸送の場合は、基本的に48時間以内に貨物を保税地域に搬入しなければいけませんが、航空輸送なら当日搬入でも受け入れてくれます。

急を要する国際輸送にも迅速に対応してくれるのが、航空輸送なんですね。

さらに、昨今の航空機は、航続距離が長いものが多く、給油のために着陸する必要もありませんから、増々輸送スピードはアップしています。

在庫管理がしやすい!

航空輸送なら、数時間〜十数時間で国際輸送可能ですから、在庫状況をリアルタイムで確認して、追加発注をかけやすいのです。

思ったよりも売れ行きが良くて在庫が残り僅かになっても、最短1~2日で貨物が到着しますから、在庫管理もしやすく、商機も逃しません。

事故が少なく安全!

航空輸送は、船便と比べると輸送中の揺れが少ないです。なので、輸送中の貨物の破損も少ないのが魅力的。

特に精密機器などは船便だと、温度や湿度にも影響され、故障の原因になります。せっかく安く輸送しても、商品が使い物にならなくなっては、これまた本末転倒ですよね(汗)

航空輸送なら、事故・貨物破損もほぼないので、保険をかけることも少なく、余計なコストを抑えることが出来ます。

セキュリティーが高い!

空港はテロ対策が港よりも厳しくなっており、人も貨物も空港の出入りはよりシビアにチェックされます。

なので、貨物が盗難に遭ったりする心配はほとんどありません。海上便の場合、特にアジア圏の港では高価な物が盗まれやすいです。

時計や宝石類など、小さくて高価なものはターゲットになりやすいので航空便利用をおすすめします。


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航空輸送のデメリット

航空輸送利用前に確認すべきデメリットも漏れなく紹介しましょう。

なんと言っても、航空輸送は料金が高めです。ざっくりですが、海上輸送の3~5倍の料金がかかります。

(※貨物や航路によっては、航空輸送の方が安くなるケースもあります。)

圧倒的な輸送スピードの代わりに、コスト面では多少の負担が必要です。

又、航空輸送はスペースが限られているため、長尺物や何十トンもの大口貨物の輸送には向いていません。

航空運賃ってどう計算するの?

具体的に、航空運賃てどうやって計算して、ざっくりどれくらいかかるの?と思われている方もいらっしゃると思いますので、航空運賃の計算方法をご紹介しましょう。

航空運賃は、実重量と容積重量を比較して、どちらか大きい方を採用し、航空レートをかけて料金算出します。

【 実重量と容積重量 】

・貨物内容
縦30cm × 横30cm × 高さ40cm
20kg × 10箱

事例として、上記内容の貨物を参考にします。

実重量とは、そのままの重量で、「20kg × 10箱 = 200kg」です。

容積重量とは、「縦 × 横 × 高さ × 個数 ÷ 6,000」で算出します。

実際に計算してみましょう。

縦30cm × 横30cm × 高さ40cm = 36,000cm3
36,000cm3 × 10個 = 360,000cm3
360,000cm3 ÷ 6,000 = 60kg(容積重量)

なぜ、6,000で割るのかというと、6,000cm3を1kgで換算するルールがあるからです。

さて、実重量と容積重量どちらも算出されました。比較してみましょう。

実重量200kg > 容積重量60kg

今回は実重量が重いので、料金算出には実重量を使用します。

この実重量に対して、航空レートをかけることで、料金が算出されます。

航空レート事例)
・Freight charge:1.35ドル/kg × 200kg = 270ドル
・Security charge:0.2ドル/kg × 200kg = 40ドル
合計310ドル × 110円/ドル = 34,100円(料金)

このように、Freight chargeとSecurity chargeの料率をかけて算出されます。

料率は、時期や輸送先によって様々です。

国際輸送の料金を実際に比較してみたい方は、お気軽に弊社みかん箱までお問い合わせ下さい。

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航空輸送にかかる総額費用

航空運賃のイメージは掴めたけど、航空輸送にかかる総額費用のイメージも掴みたいのではないでしょうか?

一般的に、航空輸送でかかる必要一覧をご紹介しましょう。

・輸出通関料
フォワーダーや通関業者が税関に対して輸出申告をする際の手数料です。4,200円~5,900円程の料金がかかります。

・輸出取扱料
フォワーダーや通関業者が、輸出に関わる手配や手続きを引き受ける際の手数料です。価格は自由に設定することができ、一般的に5,000円~2万円程です。

・倉庫保管料
輸出する貨物を一時的に倉庫に保管するための費用です。貨物の内容や物量によって料金は前後しますが、数千円程度で済みます。梱包が必要な場合は、梱包費用も発生します。

・航空運賃
重量に対して、航空レートをかけて算出します。向け地や物量によって料金は大きく前後しますので、フォワーダーに相談してみましょう。

・燃油サーチャージ
燃油の価格変動に対応するため、航空運賃に加えて、サーチャージを設けています。数千円〜数万円程度のコストがかかります。時期によって大きく前後しますので、フォワーダーに確認することをおすすめします。

・Air Waybill FEE
エアーウェイビル発行手数料です。数百円程度で済みます。

・爆発物検査料
航空輸送では、航空機搭載前に、爆発物がないか貨物をチェックすることが義務付けられています。航空会社やフォワーダーに対して数千円程度の費用がかかります。

・税関検査立会い料(発生時のみ)
輸出にあたって、税関から貨物検査の指示があった場合、フォワーダーや通関業者は、貨物検査に立会し、開梱・説明をします。その費用として数千円〜数万円程度の費用が発生します。開梱に多くの労力を要する場合には、費用が高くなる傾向にあります。

まとめ

航空輸送のメリット・デメリット、費用感のイメージは掴めたでしょうか?

料金はどうしても海上輸送よりも高くなりますが、スピーディーかつ安全に輸送するには、航空輸送がもってこいです。

「時は金なり。」と言いますが、物流においても当てはまると言えます。

輸送スピードが早ければ、商機を掴み、より多くのビジネスチャンスを獲得することができるでしょう。

貨物の内容によっては、海上輸送よりも航空輸送の方が安くなる逆転現象も起きます。

航空輸送を検討されている場合には、是非、弊社国際輸送サービス「みかん箱」にお気軽にご相談ください。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

POINT

・スピード重視なら「航空輸送」、安さ重視なら「海上輸送」

・高価な物、商品寿命が短いものは「航空輸送」が最適

・航空輸送はセキュリティーが高く盗難の可能性が低い

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