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海外引越しのイロハ!輸送日数や費用・必要書類や流れまで徹底解説

海外引越し

海外転勤、留学、ワーキングホリデーなどの目的で海外への引越しをすることになった時、何をすればよいのか、費用はどのくらい掛かるのかなど分からないことだらけだと思います。

ここでは、海外引越しの流れや費用、注意点などについて解説します。最後までご覧になり、海外引越しの準備を整えて下さいね。

海外引越しするには?

空港

海外引越しの荷物の発送に関して必要な手配をご紹介します。

日本国内での引越しに比べて、海外引越しでは、少し複雑な手続きが必要になりますが、分かりやすく解説していきますので安心して読み進めていってくださいね。

国内の引越しは、ほぼトラックのみで輸送されますが、海外へは「航空便」または「船便」が使われます。

また、日本から輸出する際と、現地サイドで輸入する際の2回、税関手続き(通関)が必要です。

通関の際には、荷物の品名や価格を一つずつ書き出した書類が必要です。

より具体的な流れや通関書類について、次の見出で説明していきます。

海外引越しの具体的な流れ

海外引越しの具体的な流れは次のとおりです。

1.見積もり・契約
2.通関書類の準備
3.梱包
4.集荷
5.輸出通関
6.国際輸送(航空便または船便)
7.輸入通関
8.配送

1つずつ概要を解説していきます。

1.見積もり・契約

海外引越しを手配してくれる業者に見積もり依頼をします。料金や条件に納得したら契約を結びましょう。

2.通関書類の準備

荷物の通関に必要な書類である、インボイスやパッキングリストという書類を作成します。ご自身で作成しても良いですし、依頼するフォワーダーによっては代行してくれる場合も多いです。

3.梱包

送りたいものを段ボール箱に入れて梱包します。航空便と船便を併用する場合、すぐに必要なものは、航空便として出荷する箱に、しばらく無くても困らないものは船便として出荷する箱に梱包しましょう。

(※すべて航空便で送る場合にはまとめて梱包します。輸送手段については、物量やサイズ等によって決定します。輸送手段はフォワーダーに相談しましょう。

4.集荷

日本国内の指定場所に運送業者に荷物を取りに来てもらいます。ご自身でフォワーダーの倉庫まで発送しても良いですが、フォワーダーに手配依頼することも可能です。

5.輸出通関

日本から荷物を輸出する際に税関へ輸出申告を行います。商業貨物と同様、引越し荷物も通関手続きを経て海外へ持ち出すことができます。

通関手続きには、専門的な知識と経験が必要です。個人でも行うことはできますが、フォワーダーが提携している通関業者という専門業者を利用したほうが結果的に、費用、労力、時間を削減できます。

6.輸送(航空便または船便)

輸出通関が終わった荷物は、航空機または船舶に積載されて、目的の外国の空港(港)へ向けて出発します。

7.輸入通関

引越し先の国の税関へ輸入申告を行います。引越し貨物は基本的には免税ですが、申告は必要となります。

輸入通関を行うのは、輸入国の通関業者です。フォワーダーは世界各国に提携しているフォワーダーや通関業者がいますので、あなたが海外で通関手続きを行う必要はありませんから安心してくださいね。

8.配送

引越し先の国の、新居(その他指定場所)への荷物の配達をして海外引越しは完了となります。

海外引越しの必要書類

必要書類

日本から海外へ引越しするときに最低限必要な書類は、次の4種類です。

1. インボイスとパッキングリスト
2. パスポートのコピー
3. eチケット等の航空券の控え
4. 通関委任状

順番に解説します。

1.インボイスとパッキングリスト

インボイスとは、送ろうとしている貨物の品名、数量、金額等が記載された明細書のことです。

一般的にイメージしやすいのは、店舗で買い物をした時に受け取るレシートです。

品名の記載についてですが、例えばTシャツの場合、「ユニクロの白いTシャツ、Mサイズ」までの詳しい情報はいりませんが、「Tシャツ」という一般名称の記載は必要になります。

価格は、減価償却された価格を記載します。免税対象の引越し貨物は使用中の中古品であることが原則です。

使用中であれば、ある程度品物の価値が下がっていますので、購入した際の価格から何割か引いた価格を記載します。

何年使ったら何割引くかという基準は、日用品では決まっていませんので、個人の裁量に任されています。

ただし、あまりにも低い価格を記載すると税関から「故意に脱税しようとしているのではないか?」という疑いを持たれかねませんので注意しましょう。

パッキングリストは梱包明細書とも呼ばれる書類です。送ろうとする箱に連番(カートン番号)を割り振って、各箱に入っている物の品名、数量、重さを記載します。

パッキングリストによって、税関はどの箱の中に何が入っているのかという情報を得ることができます。

引越し貨物ではない一般貨物の場合、インボイスとパッキングリストは別々の書類であることが基本です。

ただ、引越し貨物では2種類の書類を1枚にまとめてしまうことが多いです。

2.パスポートのコピー

輸入国の税関が、対象貨物が引越し貨物であるかどうかを判断するために必要です。

インボイスには渡航者の氏名が記載されますので、輸入国の税関はその氏名とパスポートの氏名が一致することを確認します。

3.eチケット等の航空券の控え

パスポートと同様に、入国する人と荷物を受け取る人が一致することを確認するために必要です。

4.通関委任状

通関業者(引越し業者)へ輸出通関を依頼するために必要な書類です。依頼先に問い合わせると、委任状のフォーマットを用意してくれたり、作成の方法をレクチャーしてくれますので気軽に相談してみて下さい。

海外引越しは航空便・船便どっち?

航空輸送・海上輸送

海外への引っ越しは、航空便と船便という選択肢がありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。

単身か、家族帯同か、引越しまで日数があるか等の条件により選ぶことになります。

輸送方法ごとのメリットとデメリットをまとめました。

航空便のメリット・デメリット

【メリット】
・新居配達完了まで7~14日程度と早い

【デメリット】
・船便に比べて料金が高い
※物量によっては船便より安いこともある
・家具、家電など大きなものを運ぶのは不向き

船便のメリット・デメリット

【メリット】
・ある程度の物量があると航空便より安い
・家具、家電など大きなものも運ぶことができる

【デメリット】
・配達完了までアジアでも20日程度、北米やヨーロッパへは60日程度要する
・箱数が少ないと航空便より高い

どのくらいの箱数のときは航空便の方が安くなるか、というのは一概には言えません。箱の大きさ、重さ、引越しの時期(繁忙期かどうか)、どの引越し業者を使うかにより変わります。

海外引越しの費用と日数

単身で海外へ引越しする際の物量の目安を段ボール10箱と想定した場合に、香港、ニューヨーク、イギリスの各地へ引越し貨物として送る場合の日数と料金の目安を表にまとめました。

船便航空便

こちらの日数と料金はあくまで目安であり、箱の大きさや重さ、繁忙期かどうかによって変動します。ただ、大体どのくらいの日数と料金が掛かるかという想像はしていただけると思います。

なお、家族での引越しなどでかなりの物量がある場合、航空便と船便を併用することもあります。

急ぎで必要なものは航空便で送り、大きな物や遅れて到着しても構わない物は船便で送るという使い分けをすることで、費用と利便性のバランスを取ることができます。

具体的な「海外引越し費用と日数」を今すぐ知りたい方は、弊社海外引越しサービス「MIKANBAKO」までお気軽にお問い合わせください。
http://mikan-b.co.jp/courier/

海外引越し見積もりを安く抑えるコツ

できるだけ海外引越しの費用を抑えるための要点を解説します。

荷物を減らす

最も有効なのは荷物の量を減らすことです。

家具や家電は現地で購入するかレンタルするようにしましょう。家具や家電付きの住居を選ぶことも選択肢の一つです。

また、日用品や雑貨も、現地で購入することが難しく、どうしても持っていきたいものだけ絞るようにしましょう。

本やCDは、できる限り電子書籍やストリーミング・サービスに切り替えて、持っていく量を減らす方がよいでしょう。

繁忙期を避ける

日本国内の引越しと同じように、海外引越しでも繁忙期と閑散期で料金が変わります。

年末、夏休みや春休みの時期、月末等の多くの人が引越ししようとする時期が繁忙期にあたります。

引越しする時期の融通がきくのであれば、繁忙期は避けるようにしましょう。

また、繁忙期はトラックを確保しづらく、航空機の貨物スペースも混み合ってしまうため、希望の日程で引越しすることができない可能性があります。

やむを得ず繁忙期に引越しをする場合は、できる限り早めに見積もりを取るようにしましょう。

船便にする

船便は航空便に比べて2~3倍以上の時間が掛かります。そのため、ビジネスでの海外赴任など時間の制約が多い時は使いづらいです。

もし時間の余裕があり、少しでも費用を抑えたいのであれば船便を選びましょう。

自分で資材用意、梱包する

多くの引越し業者は、ある程度の数の段ボール箱や梱包用テープを提供してくれます。数が足りない分は引越し業者から購入することも可能ですが、割高であることが多いです。

そのため、通信販売で海外発送用の段ボール箱を自分で注文した方が費用を抑えることができます。

ただし、引越し日までに段ボール箱が届かない、ということが起こらないように、事前に必要な箱数を見積もって、早めに注文するようにしましょう。

海外引越しで送れない物

疑問

個人用の物品であっても、海外引越で送ることができない物があります。

1)関税法、輸出貿易管理令等の法令の規制によって、輸出できないもの

下記のようなものが対象です。個人用であってもほぼ例外はなく規制対象となります。

・麻薬、覚せい剤、大麻、あへん等(※本人の治療用等、ごく一部の例外あり)
・児童ポルノ
・特許権、著作権、意匠権等を侵害する物等

2)危険物

航空輸送、海上輸送共に、可燃物、爆発物等の危険物は輸送が制限されています。国際条約で定められた特別な梱包や、指定ラベルの貼り付け等を行わない限り輸送することができません。

現実的には、個人が条約で定められた適切な梱包やラベルの貼り付けをすることは非常に困難ですから、フォワーダーにラベル貼り付けも依頼すると良いでしょう。

又、輸送の安全確保のために、海外引越し業者の多くは危険物にあたる物品の引き受けを行わないケースもありますので、適宜相談が必要です。

具体的に何が危険物にあたるかは、下記の記事をご参照ください。

ヘアスプレー、マニキュア、ライターのようなとても身近なものも含まれます。荷物の中に危険物が含まれていないかよく確認しましょう。

航空便で海外輸出!料金や日数・送れない物など徹底解説!

3)現金や貴重品

現金、パスポート、有価証券、宝石、貴金属、信書、その他代替がきかないもの。

4)ワシントン条約該当物品

ワシントン条約とは、絶滅に瀕した動物や植物の乱獲を防ぐために、国際的な取引を規制する条約です。

革や毛皮を使った衣類やカバン等を含む場合、注意が必要です。例えば、クロコダイル、ある種のヘビ、イタチの革や毛皮等がワシントン条約で規制されています。

植物では、例えばローズウッドを使った製品などが規制されています。

海外に送れない物を詳しく知りたい方は、先程紹介した「航空便で海外輸出!料金や日数・送れない物など徹底解説!」の記事をご覧ください。

外国側での輸入時に関税はかかる?

一般的に、個人の引っ越しに伴って輸入される使用中の(中古の)品物は関税が免税されます。

ただし、次のような場合は関税が課税されることがあります。

・新品(未使用)の品物
・数量や金額が、個人用の範囲を超えていると輸入国の税関に判断された場合、関税を課される可能性があります。荷造りをする前にフォワーダーに確認するようにしましょう。

海外引越しで使用するダンボールの注意点

強化ダンボール

海外引越しで使用するダンボールの注意点をご紹介しましょう。

丈夫なものを使う

段ボールが2重になった海外発送用の丈夫な段ボール箱が通販等で販売されています。次の理由から、国内の宅配便よりも丈夫な段ボール箱を使いましょう。

1)積み替えの機会が多い
トラックだけでなく航空機や船舶で輸送を行うため、荷物を積み替える機会が多くなります。積み替えの際には、丁寧に扱ったとしてもある程度荷物に衝撃が加わりますから、上部なダンボールに梱包することは非常に重要です。

2)海外では乱暴な荷扱いが多い
海外の空港、港、倉庫等では、荷物を放り投げる、蹴とばす、上に載る等の乱暴な荷扱いをされることが少なくなりません。そのような扱いがされる前提で、少しでも破損を防ぐために丈夫な段ボール箱を選びましょう。

適切なサイズを選ぶ

基本的な考えとして、重いものは小さめの箱に入れ、軽いものは大きめの箱に入れましょう。

本、CD等は一つの箱にたくさん詰めることができますが、箱の強度を超えた重さを詰めると、箱が破れたり、蓋が開いたりしてしまう危険性があります。

また、重すぎると荷扱いの際に落とされてしまう可能性も高くなります。

大きい箱には衣類等の軽いものを入れるようにしましょう。

衣類用等特殊なもの

コート、スーツ、ワンピース等の丈の長い衣類をハンガーにかけたまま輸送できるハンガーボックスという箱もあります。

高価な衣類、しわを付けたくない衣類にはハンガーボックスを使いましょう。ただし、箱のサイズが大きいため、料金が高くなります。

割れものには緩衝材を使う

食器、ガラス製品等のわれものや、カメラ、電子機器等の精密機器は、エアキャップ等の緩衝材で厳重に梱包しましょう。

さらに、新聞紙やチラシを丸めたもので箱の中の余分な隙間を埋めて、箱の中で物が動かないようにしましょう。

海外引越しサービスは「MIKANBAKO」へ

国際輸送サービス

弊社みかん箱は、個人様の海外引越し荷物の取り扱いを得意としており、荷物の内容や物量に応じて、最適な輸送プランをコーディネートすることができます。

海外引っ越しは、書類作成、通関手続き、各種輸送手配など、やることはたくさんですが、これらをすべて弊社で代行しています。

  • どれくらい費用がかかるの?
  • 日数はどれくらい?
  • 大きな物でも運べる?

など、すぐにお知りになりたい場合は、弊社サービス「MIKANBAKO」からお問い合わせ下さい。ご連絡心よりお待ちしております。